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宇宙に上手にお願いする法_e0158454_23302048.jpg
題名:宇宙に上手にお願いする法
著者:ピエール・フランク (訳:中村 智子)
出版年:2007
出版社:サンマーク出版

(かつては?)超現実主義者であった
というフランク氏。
そんな著者からの言葉だからこそ、
説得力がある気がする。

ナニハトモアレ、
読んでいて、幸せな気分になれるだけでも、
とてもいい。
# by sakonia73livre | 2008-12-07 23:30 | ポップな教え

『人間不平等起原論・社会契約論』-ルソー_e0158454_2250354.jpg
題名:人間不平等起原論・社会契約論
著者:Jean‐Jacques Rousseau (訳: 小林 善彦、 井上 幸治)
出版年:2005
出版社:中央公論新社

自然VS社会。
西洋思想の王道。

人類学の誕生以前であるから、
非西洋社会は「未開」であり、
そこに住む「未開人」は動物と変わりなく扱われる。
例えば…:

「人間の労働が、生きてゆくのに丁度必要なものしか
生産しない土地は、野蛮人に住まわせるべきである(p314)。」

証拠なしに想像で議論しても
とやかく言われないルソーの時代。
思想が伸び伸びしていて(?)清清しい。
いいなぁ。羨ましい。

上記の点以外は、彼の思想は未だに魅力的だ。
主題である、
「自然状態では人間は変わらない。
社会的諸条件が不平等を作る。
だからこそ、社会的に平等になる方法をとるべきだ」
は、今の世も、変わらず追求すべき重要な点だ。
(=私は、トゥクビルの不平等論派ではない。)

加えて、彼の「文明批判」も現代に通じる。

「…全ての偉大なもの、つまり技術、科学、法律が人々によって賢明にも発明されたのは、あたかも我々に予定されたこの世界が、ついにはその住民にとって狭過ぎるものとならないよう、種の過度の繁殖を防ぐための救いのペストのようなものなのだ、と(p163)。」

技術の高度化し産業が発達。その結果、環境破壊。
科学の発展が奇病を発見。その一方、別の奇病を生成。
「民主主義」を掲げた戦争、などなど。
救いのペスト…皮肉な結果だ。

私はルソーのファン。
(ジュネーブ滞在時は、彼の像を毎日のように拝んでしまったもの!)
彼の思想の美しさはもちろんのこと、
彼の考察から伝わってくる、
「ルソーは純真無垢、紳士だったのだろうなぁ」と
思われる雰囲気が好きだ。

念願の読書。
いたく、感動した。
# by sakonia73livre | 2008-12-02 22:50 | 西洋哲学

なぜ彼女にオーラを感じるのか_e0158454_2241547.jpg
題名:なぜ彼女にオーラを感じるのか (PHP文庫)
著者:中谷 彰宏
出版年:2000
出版社:PHP研究所

10数年前に友人に『就職の達人』を譲り受けた以外、
中谷彰宏氏の本を読んだことがなかった。
余りにも著作が多過ぎるので軽く見ていた。

が。そんな私がアホだった。
バケツから溢れ出た彼の言葉は
とても心地良い。

メモを多々取った。その一つ:

宇宙はwell made playだ。
例えば、今日イヤなことがあったとしても、
明日はうまくいくようにできている。
宇宙はバランスがとれているから、
うまくいかないわけがない。(中略)。
ハッピーエンドだとわかっていたら、
途中がすごく切なかったり、はらはらするほうがいい。
人生はすべてそういうものだ。

綺麗なオーラ、出そうじゃない?
# by sakonia73livre | 2008-12-02 22:04 | 恋する惑星

30日間で理想のパートナーを見つける法_e0158454_21452789.jpg
題名:30日間で理想のパートナーを見つける法
著者:チャック・スペザーノ (訳: 高橋 裕子)
出版年:1994
出版社:ヴォイス

ゲイのヒーラー、ジーニー氏のブログで紹介されていた本。
http://helpmeangel.blog70.fc2.com/blog-category-10.html#423

良書。
パートナーと出会う準備を目的にしているだけではない。
失恋の痛みをきちんと味わったり、
家族関係のトラウマと向き合ったり、
自分や他人を許したり、
そういったエクササイズをしながら、
ココロを、カラダを癒していける。

3年前から私なりに行っている取り組みに
偶然にも、内容が似ている。
その過程はかなりキツカッタが、
順調に進んでいるのではないか?
と、この本で確認することができたので、
自信がついた。
気分が良い。

現在、29日目の「誘惑:代用品は受け付けない」の
ステージに立っているようだ。
もう直ぐだわ。
むふふのふ。
# by sakonia73livre | 2008-12-02 21:45 | ポップな教え

90分でわかるサルトル

90分でわかるサルトル_e0158454_16505424.jpg
題名:90分でわかるサルトル
著者:Paul Strathern (訳: 浅見 昇吾)
出版年:1998
出版社:青山出版社

哲学者の哲学を90分でわかろうとは
思わないけれど、
ポールさんの『90分…』シリーズはどうかな?
と思う。

彼は皮肉屋なのだろう。
それが多分に気になる。
どんな皮肉か、真似てみてみれば、例えば、

「90分でわかる」ではなく、きっと、
「90分で書いた」が適当なのではなかろうか。

云々。
あぁ。書いていて自己嫌悪。

漫画の'Introduction...'シリーズのほうが
お勧め。
# by sakonia73livre | 2008-11-27 17:04 | 西洋哲学